事務所便り

RITA税理士法人から関与先の皆様へ毎月お届けする「事務所便り」です。


前略 9月を迎え少しづつ秋の気配を感じる今日この頃ですが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて「コロナ禍」も「ウクライナ危機」も相変わらず収束の目途も立たず、その影響で原油穀物の価格高騰と円安を背景に、物価上昇がますます加速してます。総務省が発表した7月の全国消費者物価指数は前年同月比2.4%上昇で、11カ月連続のまた14年ぶりの高水準の上昇率です。世界的な物価高の中で、日本だけが景気拡大を伴わず、賃金は全く増えてないので、家計は圧迫されるばかりです。「日本の貧困化」「富裕・貧困の二極化」が益々進んでいくと懸念しているところです。 

 そんな中、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんが逝去されたとの訃報が飛び込んできました。稲盛さんは、京セラ、KDDI、日本航空等ですばらしい実績をあげ、多くの企業人から尊敬された名経営者ですが、実績そのものよりも「経営に関する考え方」や「経営哲学」において多くの企業人に影響を与えた人物であると感じています。自らも仏門に入り「僧侶」としての顔を持ちつつ、企業経営に関しても、「ただ単に利益を上げるということではなく、事業が世の中にとって善であるか」をいつも問う哲学者のような経営者でした。「一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること等々・・・・」人間としてのあるべき生き方を多くの著書の中でも語っておられます。時代を超えて生き続ける経営哲学であります。


<稲盛和夫の名言より3つ> 

「土俵の真ん中で相撲をとるべきだ。」

 余裕が充分あるうちから危機感を持ち、必要な行動を起こさなければならない。

 これが安定した事業を行う秘訣だ。


「思いは必ず実現する。」

 それは、人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、その思いが必ずその人の行動となって現れ、実現する方向に自ずから向かうからです。


「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。                   

草 々