事務所便り

山美税理士事務所から関与先の皆様へ毎月お届けする「事務所便り」です。

 前略 新緑の候 いよいよ「令和」の時代の幕が明けました。皆さまにおかれましては心穏やかに、新しい時代を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 今回の皇位承継は、上皇さまの自らのご意志を受けた「生前退位」によるものであり、1817年以来202年ぶりとなる歴史的な皇位承継ということで、日本全国10連休のさなか、お祝いムードで溢れ、大変おめでたいことと感じております。上皇陛下は最後のお言葉で「国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした」「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と述べられましたが、平成という災害が多発した時代に、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴天皇を示し続けた姿には、多くの国民が救われたのではないでしょうか。心より感謝申し上げたいと思います。
 そして、「令和」の時代が始まりました。新元号は日本最古の「万葉集」の「梅花の歌」から採用されています。「初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す」。この意味は「初春の良き月夜、空気は澄み風は和らぎ、梅の花は美女が鏡の前で白粉を装うように花を開き、蘭の花の香りは身を飾った衣に香りを移したような匂いである」となりますが、初めて日本の古典から出典されたとのことでもあり、大変美しい言葉だと感じております。
 そして126代目となる新天皇陛下が5月1日に即位されました。「即位後朝見の儀」での初めてのお言葉は、「上皇陛下に対する、心からの敬意と感謝の言葉と、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、 ~中略~ 日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。」とのお言葉でした。平易な言葉遣いにて、象徴としての責務を果たすことを、国民全体に明確に誓われたお言葉だったと感じます。
 かくして「令和」が動き出した訳ですが、いったいどんな時代となるのでしょうか。人口減少、少子高齢化の進展、諸外国との関係も益々複雑化し、IT、AI、ロボットなどの新技術も加速度的に進展していく時代です。日本らしさをしっかりと見つめ直し、将来の世代に誇れる「新しい日本」に向け希望を持って踏み出したいと感じている次第です。

                                                草 々