事務所便り

RITA税理士法人から関与先の皆様へ毎月お届けする「事務所便り」です。

 

  前略 8月を迎えようやく夏本番、暑い日が続いている今日この頃ですが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、治まりつつあると思われた新型コロナウィルスですが、ここに来てまたじわじわと再拡大の様相を示しております。新聞等によりますと、全世界の約7割の国で新規感染者数が再び増加に転じているとのことで、4月以来の高水準となっております。欧米諸国では8割の国が再び増加に転じ、アジアでも7割近い国が再拡大に直面しております。日本においては、8月1日に東京都で過去最多の472人の感染者が報告され、また大阪府でも連日200人超の感染者、愛知や沖縄等の各地でも過去最大の感染者数となっており、これまで感染者ゼロだった岩手県にも陽性者が出てしまうなど 感染者増加は全国に広がってきております。経済活動の再開を止めずに如何に感染の再拡大を抑えるのか、全世界で試行錯誤が続いていますが、日本では法律上のハードルもあり海外のような「ロックダウン」はできません。国の観光需要喚起策である「GOTOトラベル」も盛り上がりを欠いている中、再び緊急事態宣言を出すことになるのか、事業者に対する休業要請と給付金で凌いでいくのか、経済と感染防止の両立は本当に難しいテーマであり、誰にも正解の出せない問題です。多くの人々が「閉塞感」を感じている状況だと思います。
 そんな中ではありますが、スポーツ界から久しぶりにうれしいニュースが飛び込んできました。東前頭17枚目の元大関照ノ富士の復活優勝劇であります。何と5年ぶり30場所ぶりの幕尻からの優勝でした。照ノ富士は大関陥落後は、両ひざの負傷と手術、C型肝炎と糖尿病と満身創痍の状態が続き、遂に序2段まで番付を落としました。大関経験者が幕下以下に陥落するのは、昭和以降では初めてのことで、何度も引退を考えたそうですが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からは「けがで負けて終わってしまわないよう、やるだけやって頑張ることが大事だ」と粘り強く説得され、少しずつ稽古を再開、ケガと病気とも闘いながら一歩一歩、ひたすら稽古に集中し、ついに奇跡の復活を遂げてくれたわけであります。師匠の伊勢ヶ濱親方も立派でした。心が折れて何度も辞たいと申し出た愛弟子に対し、その能力を信じ粘り強く慰め励まし続け、見事復活に導いた態度は我々事業経営者にも大いに教訓となる姿勢ではないでしょうか。
 コロナ感染解決への出口の見えず、心が折れそうな昨今ですが、粘り強く一歩一歩着実に今できることを行動していく姿勢が大切と考えている次第です。
                                                                                                                                                                                    草 々